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茶話会レポート-仲秋編- 「草弁当」、庭、草木、言葉、映像、しつらい…茶話会の時空そのものがインスタレーションアート

最終更新: 2019年9月18日

少しずつ秋の気配が感じられる8月の下旬から仲秋の名月を迎えての連休に、EARTH BOOK茶話会―仲秋編―を開催しました。


ちょうど大型の台風15号が関東に上陸し、伊豆諸島、千葉、そして茶話会の場である「草舟」のある三浦半島に、大きな爪痕を残して過ぎ去りました。

いまだ千葉や伊豆諸島では停電や断水などが続いているとのこと。

被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復旧をお祈りします。


そんな中、「草舟」もアプローチの上を這う電線や電話線が落ちてきたり、隣の木々が倒れてきたり、とてもいい感じに鬱蒼としていた草々が強い風で“自然の剪定”を受け、こざっぱりとしてしまったり……。とても皆様をお迎えできるような状況ではなかったのですが、代表の矢谷がなんとか皆様に足を運んでいただけるよう、ノコギリを片手に木々を片付け、できる限りのところまで整え直し、15日、16日とともに、皆様をお迎えすることができました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。


一期一会。

茶話会の定員は5〜6名という少人数なのですが、毎回、この場に集ってくださる方々の顔ぶれを拝見していると、この言葉を思い出します。もう

二度とこの顔ぶれで「草弁当」をいただくことはないかもしれないけれど、でも、この時とこの場を共有しているのは、偶然ではなく必然なのだろうなと感じ入ります。


顔ぶれによって、矢谷の話も少しずつ変わります。それはまるで、矢谷と皆様によるインプロビゼーションのようで、舞台袖から(実際には部屋の隅っこですが・笑)見ている私は、いつもそのライブ感をわくわくしながら見聞きしているのです。


そして、毎回、心に染み入る言葉が紡ぎ出されます。

「この地球での馬の役割は 走ること。

 そして 大地と呼応する。

 けれども いま それができなくなってしまったことにより

 世界が このようになってしまった。

馬だけではなく クジラ 象 熊……。

このままでは、まもなく絶滅してしまうでしょう。

人類は、ただそれを眺めているだけでいいのでしょうか。

彼らを救う、救えないというところではなく、

一人ひとりの在り方が問われる、そこに返ってくるのだと思います。

そこには 日々の暮らしが根本にあります。

そこを見ていくしかない。

遠大で けれども それが近道」

(9/6の茶話会より)

 

さて、次回の茶話会―霜降編―では、どんな言葉が紡ぎだされるのでしょうか。あるいは、言葉を超えた“なにか”をハートがキャッチするかもしれません。


つくづく、矢谷が手がける「草弁当」はアートそのものだと思っているのですが、その「草弁当」をいただくことからスタートする茶話会は、庭、草木、お茶、言葉、映像、しつらいを含めた時空そのものが、まさにインスタレーションアートなのだなと、今回の仲秋編を通して深く感じることができました。

EARTH BOOK 神﨑典子



荘厳な夕日は、草舟の庭より拝んだものです。



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